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面白い偶然 [本]

5月15日で、母が他界して、1年と1カ月と1日目です。
まるまる一年経つと、人の気持ちって随分整理がつくものですね。

私は、母とずっと同居で、四季折々の思い出がしっかりあしました。
一昨年の秋に急に母が立てなくなり介護をするようになり、そして、死にゆく母を看取った春にかけて、悲しい時が本当に多かったんです。

でもね。これがね、一年経つと、なんか違う。違うのよ。
それまでは、やらないといけないことが多くて、無理やりやる気を起こしていたんだけれども、本当の一周忌を終えたころから、少~~~~しずつ、少~しずつ、ちゃんとやる気が出てきたというか・・・。
「仏事は遺族のためにある」
いろいろと仏事に救われた気がして、仏画を描くのも好きなので、最近は積極的に仏教の本を読むようになりました。
で、先日図書館で借りた本がね、仏教じゃないんだけど、面白かったのよ
「なぜ人間には宗教が必要なのか」
内容と題名はあんまし関係ありません(笑)
内容はといいますと、いろいろな宗教がどう違うかを冷静に書いてある本です。
以前から「キリストの愛」と「仏の慈悲」がどう違うか気になっていたんですけども、答えがでましたよ。
面白かったですよ☆
(大学で比較宗教学を勉強するより、いい勉強になりました。興味がある方は読んでみてください。)

そんで、そんで、その本のなかに、これは儒教のお話なんですが、喪に服すお話が載っていました。
「自分から自発的に死者を偲ぶことを、『服喪』という。父母が死んだ時、儒教では服喪の期間は決まっており、足掛け2年、つまり、13カ月である」と書いてありました。
ほほ~~、そういえば、母が他界して、1年すぎたな。
あ、そういえば、私も、最近、ちょこっと元気になったな、そろそろ喪が明けるんだ。
ナルホドナルホド。ほお~~~~
・・・ん?ちょっと待て。今、これを読んでいるのが・・・・
丁度、13カ月目の最後の日。・・・明日から、14カ月目だーー!!!
きっちり、服喪の最終日に、その文章を読みました。
偶然です。すごい偶然。でも、なんだか本から
「もう、悲しまなくてもいいんだよ」
と、言われている気がしました。

以前は「宗教芸術は好きだけど、宗教は・・・」という気持ちが少しあったけど、いろいろな事を経験するにつけて、人生のどっかしらで、宗教や思想が必要な時があるんだな。先人の知恵と経験がつまっているなと、思う今日この頃でございます。

そして、この一年、年上の方々から、いろいろと心の支えとなるような言葉もたくさんいただきました。母が死んでも、あちらこちらに少しずつ母がいるような、そんな有難い気持ちに何度もなりました。
本当に本当に、ありがとうございました。


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