それ、大怪我？！

「うわわわーーん。おかーーーさーーん！
トラオ、おーーけがしたーーーっつ！！うおうお。うわうわ」
泣きながら家に帰ってきたトラオ。焦る母ちゃん。
「ええ？どこ？見せてみて！！」

・・・・なんじゃこれ。ケッ。（写真にもギリギリ写っている程度・・・）
鼻くそみたいなチッコイ怪我じゃん。
「おかーーさん、しょーーどく　バンドエイドしてぇーーーっつ！！」
正直、母ちゃんの気持ちとしては
「この、軟弱者ぉーーーっつ！！」（ガンダムのセイラさん風に）
なんだけど、グッと堪える。
「これくらいはね、乾かしたほうが、早く治るからね～大丈夫大丈夫～～～」
（↑全然心がこもってない。。。。）
超適当にあしらってたら、まだ、涙を流してる。
私は、森で遊びまくってたから、常に生傷は絶えなかった。しかも「ちり紙を持っているときは転んでいた」という思い出があるから、多分３日に一回は転んでた！（それもどうなの）

んで、沖縄の姉と電話してたとき
「最近の子ってさー、ビックリするくらい、チッコイ傷で大げさに泣くんだよね。
家にあそびに来た子供たちも、トラオもそうなんだよ」
って、話してたら姉が
「いや、家は母さんが厳しかったから、『そんな傷くらいで泣きなっつ』って言われるし、私達が住んでた地域、価値観が昭和初期だったでしょ？
道路も舗装されてなかったし。擦り傷で泣いてたのって弱虫のユーブタくらいだったじゃない？あのへん、特殊だったよ」
・・・なるほど。確かに。
私の膝小僧は、常にカサブタがあったのは、舗装されていない道路のせいだったか。
私の価値観が、時代とずれていたんだ～。それならば致し方ない。
トラオは慎重だから、殆ど怪我しないもんね。
（昔、ブランコから落ちたのが一番の大怪我かな）
トラオとしては大怪我で、モーレツ？痛いんだろうな～～～？
今度は、ちゃんと優しく接してみようっと。

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