富山です ３

子どもの頃、特別美しい大きな真っ赤な夕日を見た時に、なんとも言えない満たされた気持ちになりました。
ただ、幸せというのとはちょっと違う。
自然の偉大さと美しさと、畏敬の念を感じた・・・・ような気がします。

富山での三日目の朝も、そんな気持ちでした。

霧ですこし視界がわるいけれど、弟の家の向かいの家から、朝日が昇っています。
徐々に霧が消えていき、美しく広がる雪景色。

昨日の雨で固まった雪の上を歩くのが楽しい。
しっかり固まっていると思って、ざくざく進んでいたら、ずぼっと嵌って動けなくなってしまいました。
そういえば、子どもの頃。あれは、４、５歳かな。
横浜で雪が降って嬉しくて、いつも遊んでいた山に行く途中の道で、今と同じように雪にはまって身動きできなくなったっけ。
周りに誰もいないし、
「このまま、ずっと気づかれずにここにいるんだーー」
と、不安になって、大泣きしたっけなぁーー。
近所に住んでいた方が、泣き声を聞きつけて、大根を抜くように私を助けてくれたっけ。
長靴から足がズボッと抜けた感覚を今でも覚えています。
（思えば、山の中で、動けなくならなくてよかった）

さて、大人のわたくしは、子どもの頃の再現をしておった。
長靴のふくらはぎ部分まで嵌ってしまい、身動き取れない。
ううむ。叫べば弟が助け出してくれるだろうけど。叫びたくない。。。
足がジワジワ冷えて、痛くなってきた。うーん、いかんいかん。
ちょっとずつ足を動かして頑張って雪から抜けられた（笑）
大人になったもんだ。（あほか）

雪って、なんて楽しいんだろう。
そして、なんて美しいんだろう。

トラオも、本当に喜んで子犬みたいに喜んでおった。
しっぽが有ったら千切れんばかりに振っていただろうなー。

そして、いつもクールな弟が
「お姉ちゃんが来てくれて、なんとなくやっと、お正月だったんだなーって、思えたよ。
来てくれてありがとう」
そっか。ねーちゃんも、来てよかった。ホントよかった。

大したことは、何もしませんでした。
ただ、みんなでちょっと美味しいものをたべたり、いとこ同士で遊んだり。
弟が娘の髪の毛を乾かしていたり、ピン止めをとめていたりしいる様子を見ると、安心した。
ああ、良かったなぁーーー。仲良しだ。
幸せな家族だ。幸せな普通の家族だ。

一年に一度でもいいから、家族と会うのは大切だわ。
そして、三人姉弟に生まれて良かった。真ん中で良かった。
みんなと仲良しで、良かった・・・と、しみじみ思いました。

素敵な年始でした。

---

VAIOショップ
〒448-0807　愛知県刈谷市東刈谷町2-8-1
TEL ： [phone]　FAX ： [phone]
URL ： http://www.katch.ne.jp/~ongei/

★　VAIOお買い得情報はこちら → VAIO