真剣にごっこ遊び。

別人になりきる。パート３です☆今回、記憶力編。
（勝手に、シリーズ化させてもらいました）

私は、英語が苦手だ。相当苦手だった。
センター試験のマークシートは、まじめに問題をよんで答えを書きこむより、勘で書いたほうが、正解率が高かった！
大学の時に、手厳しい英語の先生に
「どうやって、この大学に入ったの？」
と、言われるほど、それはそれは、ひどーーい成績だった。

そんなわけで、大学で必須の英語のテストの時は顔面蒼白であった。
「可」でいいから、通らなければ、卒業できないーっつ。
難しいと評判のシェイクスピアの英語の授業があって、試験前、私は泣きそうだった。
しかし、救いはあった。
とにかく試験は日本語訳で書く試験だったのだ。
毎回授業にきっちり出て、命を削る勢いで、先生がおっしゃった日本語訳をバリバリと書きとった。
試験前。英語のテキスト一冊、日本語訳の分厚いノートを前に、私は茫然とした。・・・この量を、覚えるのか・・・・うぐぐぐ。

その時、私は現実逃避で
「ああ・・・ドラえもんの『暗記パン』が、欲しい・・・」
などと思ったけど、暗記パンじゃ、食べる量に無理がある。
どーしたらいいかなぁと、思っていたら「ガラスの仮面」の主役・天才女優「北島マヤ」を思い出した。
そして、アホだったから、その思いつきを実行した。
その時、私は本当に、本当に、本当に、
「私は北島マヤだーっつ！！！」
って、思いこんで、勉強した！！
もうね、もうね、それくらい切羽詰まっていたの！！

そしたら信じられないことに日本語訳をちゃんと記憶し、ほぼ完璧な答案を書き、うっかり「優」をもらってしまった。（「可」でいいと思っていたのに）
先生に
「美しい訳でした。素晴らしい答案でしたよ」
と、めっちゃ褒められてしまった（先生の話したのをそのまま書いたので、先生の好みだったに違いない・・・）
英語は相変わらず、全く覚えられないけど、日本語の丸暗記なら、どんな長くても出来る！！と、妙な自信はもった（笑）
ありがとう、北島マヤ・・・・
真剣にごっこ遊びをすると、結構楽しいですね。
明日は会社で、「未来少年コナン」とか、「スーパーサイヤ人」とかになってみませんか☆

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